4年落ちの中古車を買うと節税になるの???
- 北 貴史
- 5月5日
- 読了時間: 2分
4年落ちの中古車にかかわらず何かの経費を使えば、その経費の金額の40%は税金が小さくなり、(賛否はありますが、)この記事ではこれを節税と呼ぶことにします。
1.新車は6年間で経費になる。
新車は購入金額を「6年」間で「減価償却」という手続きを通して経費計上していきます。6年という数値は国税庁が決めているルールで、新車であれば6年間は使えるはずだから、その使う期間で経費計上しましょうというものです。
2.中古車は何年間で経費計上するの?
中古車は新車と比較すれば使える期間は短いはずなので、次の計算式で計算することになっています。
6年ー使った年数+使った年数×20%(端数切捨て)
※1 2年以下の場合には2年
例えば4年落ちであれば、
6年ー4年+4年×20%=2.8年→2年(端数切捨て)
となり、結果2年で経費計上することになります。
4年落ちがよいとされる理由は、最低償却年数である2年にできる最短経過期間が4年だからです。
3.2年間使えるけど1年で経費計上できるの?
結論、2年間使えるけど1年で経費計上できます。
減価償却の方法には、「定額法」のほか「定率法」という方法があります。
定額法は、支出した金額の「0.5」を乗じた金額を毎年経費計上します。
しかし、
定率法は、支出した金額に「1.0」を乗じた金額を毎年経費計上します。
「1.0」を乗じる、つまり、1年目で全額計上することになります。(2年目は計上しません。)
4.1年で計上できるけど、、、
1年で計上できますが、1年は必要です。
決算ぎりぎりで購入しても、全額は計上できず、月数按分が必要で1/12を計上することになります。
全額を計上して節税したい場合には、計画して購入しましょう!